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神奈川10市の改葬許可を、1つずつ開いて比べた

最終更新:2026年9月10日/出典は各項目に明記しています
同じ神奈川県内でも、改葬許可の窓口も書類も違います。 所管は4系統に分かれ、伊勢原市だけが除籍謄本を求め、茅ヶ崎市だけが別紙の証明書を使い、 手数料を「無料」と書いているのは小田原市と秦野市の2市だけでした。 10市すべての公式ページを1つずつ開いて確認した結果を載せます。

10市の比較表

所管・窓口手数料埋蔵証明の形式受入証明郵送
横須賀市民生局 窓口サービス課(住民記録係)+市内9か所の行政センター記載なし申請書内に証明欄が印刷記載なし記載なし
藤沢市福祉部 福祉総務課/大庭台墓園管理事務所(同墓園の遺骨のみ)記載なし墓地管理者の証明必須
平塚市市民課 市民異動担当(本館1階108番窓口)記載なし申請書の証明欄記載なし記載なし
茅ヶ崎市保健所 衛生課 環境衛生担当記載なし別紙の証明書必須
小田原市市民部 戸籍住民課 住民異動係/各住民窓口無料と明記申請書下部の証明欄記載なし(要事前問合せ)
厚木市市民福祉部 市民課 戸籍係記載なし管理者からの証明記載なし(要事前連絡)
鎌倉市市民防災部 市民課 市民担当記載なし管理者の証明書(必須と明記)所在地・名称が分かる資料
秦野市くらし安心部 戸籍住民課 総合窓口担当無料と明記市がWord様式を配布記載なし記載なし
伊勢原市市民生活部 戸籍住民課 住民登録係記載なし除籍謄抄本+申請者の住民票が必要(市内に本籍・住民登録がある場合は不要)
三浦市市民部 市民サービス課記載なし申請書に管理者の証明必須記載なし

2026年9月10日に各市の公式ページを確認した内容です。「記載なし」は公式ページに書かれていなかったという意味で、必要ない・無料という意味ではありません。

読み取れる4つのこと

1. 所管が4系統に分かれている

横須賀市の「行政センターでも受けられる」は、面積の広い市では大きな違いです。市役所まで行かなくて済みます。

2. 伊勢原市だけ、戸籍の書類が要る

伊勢原市は「改葬許可申請書」「埋葬されている方の除籍謄抄本」「申請者の住民票の写し」を求めています。ただし伊勢原市に本籍や住民登録がある方は不要です。

つまり市外に住んでいて、伊勢原市のお墓を墓じまいする場合、他市より書類が2点多くなります。除籍謄本は1通450円程度、本籍地が遠ければ郵送請求の手間もかかります。

3. 埋蔵証明の形式が3通りある

4. 手数料を「無料」と書いているのは2市だけ

小田原市と秦野市だけが明記しています。他の8市は書いていません。実務上は無料であることが多いとされますが、公式に書かれていない以上、確認が必要です。

石材店の見積は、1社だけで決めないでください

墓じまいの費用でいちばん大きいのは墓石の撤去です。同じお墓でも、頼む石材店によって金額が変わります。無料で複数社の見積を比べられます。

墓じまいの順番を見る

茅ヶ崎市の手続きは → 改葬許可の取り方

オンライン申請は、10市すべて未対応

当方が確認した範囲では、10市いずれも改葬許可申請のオンライン対応をしていませんでした。平塚市については、市の「オンライン申請可能手続一覧」を実際に確認し、市民課の10手続(印鑑証明・住民票・戸籍・転出届など)が並ぶなかに改葬許可申請が含まれていないことを確認しています。

郵送に対応している市(藤沢・茅ヶ崎・小田原・厚木・鎌倉・伊勢原)を使うのが、遠方にお住まいの方にとっては現実的な選択肢になります。

墓地の経営許可は、また別の課です

ややこしいのですが、同じ市のなかで墓地行政が2つの課に分かれていることがあります。

改葬許可墓地等の経営許可
秦野市戸籍住民課環境産業部 生活環境課 生活環境担当
厚木市市民課 戸籍係環境農政部 生活環境課 美化衛生係
三浦市市民部 市民サービス課(平成24年3月26日施行の条例で県から権限移譲)

一般の方が墓地の経営許可に関わることはまずありませんが、「墓地のことで市に電話したら別の課に回された」という場合、この構造が理由です。

よくある質問

なぜ市によって窓口が違うのですか。
墓地埋葬法は改葬許可の事務を市区町村長の権限としていますが、庁内のどの課に担当させるかは各市の判断です。その結果、神奈川県内でも戸籍・市民課系、窓口サービス課、福祉総務課、保健所衛生課の4系統に分かれています。
伊勢原市だけ書類が多いのはなぜですか。
伊勢原市は改葬許可申請書に加えて、埋葬されている方の除籍謄抄本と申請者の住民票の写しを求めています。ただし伊勢原市に本籍や住民登録がある場合は不要とされています。県内10市のなかで戸籍書類を求めているのは伊勢原市だけでした。
郵送で申請できる市はどこですか。
当方が公式ページで郵送の記載を確認できたのは、藤沢市・茅ヶ崎市・小田原市・厚木市・鎌倉市・伊勢原市です。小田原市と厚木市は事前の問い合わせ・連絡が必要とされています。記載がない市は窓口でご確認ください。
改葬先の受入証明はどの市でも必要ですか。
実務上はほとんどの場合で必要になりますが、公式ページに「必須」と明記しているのは藤沢市・茅ヶ崎市・三浦市の3市でした。他の7市は明記していません。

出典:横須賀市・藤沢市・平塚市・茅ヶ崎市・小田原市・厚木市・鎌倉市・秦野市・伊勢原市・三浦市の各公式ページ(いずれも2026年9月10日確認)