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改葬は2年で40%増えた。数字で見る墓じまい
墓じまいは、もう珍しいことではありません。
厚生労働省の統計で、全国の改葬件数は2年で40%増えています。
「うちだけが特別なのだろうか」と迷っている方に、まず数字を見てもらいたくて、このページを作りました。
改葬件数の推移
| 年度 | 全国 | 神奈川県 |
|---|---|---|
| 令和3年度(2021) | 118,975件 | 9,321件 |
| 令和4年度(2022) | 151,076件 | 12,243件 |
| 令和5年度(2023) | 166,886件 | 12,948件 |
| 2年間の増加率 | +40.3% | +38.9% |
出典:厚生労働省「衛生行政報告例」(e-Statの統計表を確認)
神奈川県の12,948件は全国の約7.8%。県の人口シェア(約7.3%)よりやや高い水準です。
令和5年度の全国166,886件は、1か月あたり約13,900件。毎月、これだけの数のお墓が動いています。
なぜ増えているのか
統計そのものは理由を語りません。ただ、市の資料や制度の動きから、いくつかのことは読み取れます。
- お墓と住まいが離れている。進学や就職で県外に出て、そのまま定着した世代が、親の代のお墓を引き継ぐ時期に入っています。
- 継ぐ人がいない、あるいは継がせたくない。年間管理料と維持の手間を子どもに残さない選択として、生前に整理する方が増えています。
- 受け皿が増えた。合葬墓・樹木葬・納骨堂など、墓石を建てない納骨先の選択肢が広がりました。横須賀市営公園墓地にも期限後合祀型の合葬墓(3,150体分)があります。
市営墓地の状況
県内の市営墓地の規模を、公表されている範囲で。
| 市 | 墓地 | 規模 | 募集 |
|---|---|---|---|
| 横須賀市 | 横須賀市営公園墓地 | 総数25,300区画(普通7,274/芝生17,726/合葬300)+期限後合祀型合葬墓3,150体分 | 令和8年度は募集予定なし |
| 藤沢市 | 大庭台墓園 | 平面 約26,300区画+立体 約10,900区画 | — |
| 藤沢市 | 西富墓地 | 約400区画 | 新たな使用者の募集を行っていません |
出典:横須賀市「横須賀市営公園墓地」/藤沢市「墓地・斎場」(2026年9月10日確認)
横須賀市営公園墓地の25,300区画は県内でも最大級です。募集が止まっているということは、新しく借りることができない一方で、既に使っている方の返還や承継の問題が表に出やすいということでもあります。
石材店の見積は、1社だけで決めないでください
墓じまいの費用でいちばん大きいのは墓石の撤去です。同じお墓でも、頼む石材店によって金額が変わります。無料で複数社の見積を比べられます。
墓じまいの順番を見る数字を見てから、決めればいい
墓じまいには、気持ちの整理が要ります。「先祖に申し訳ない」と感じる方は少なくありません。
ただ、年間166,886件という数字は、多くの家が同じことを考え、同じ判断をしているということでもあります。
手続きそのものは、順番さえ間違えなければ、そう複雑ではありません。まずは何にいくらかかるのかを知って、それから決めても遅くありません。
出典:厚生労働省「衛生行政報告例」(令和3〜5年度、e-Stat統計表)/横須賀市「横須賀市営公園墓地」/藤沢市「墓地・斎場」(いずれも2026年9月10日確認)